井上 哲也
野村総合研究所 金融イノベーション研究部 シニアチーフリサーチャー
1985年:経済学士(東京大学経済学部経済学科<浜田宏一ゼミ>)
1992年:経済学修士(イェール大学経済学大学院博士課程<米国>)
(1985年~2008年:日本銀行)
1987年:通商産業省(当時)に出向、ベンチャーファイナンスに関する調査と政策支援に従事。
1989年:日本銀行に復帰、債務国支援を担当。
1992年:日本銀行に復帰、オフサイトモニタリングに従事。
1994年:福井俊彦副総裁(当時)の秘書を担当。
1996年:金融研究所に異動、IT革命の影響に関するプロジェクトを主宰、また、初の公式解説書である「新しい日本銀行」を編集。
2000年:植田和男審議委員(当時)の専属スタッフを担当。
2003年:金融市場局で、証券化市場や事業再生ファイナンスの活性化を支援。2004年から国際金融市場のモニタリングに従事。
2006年:参事役としてBISやEMEAPなど国際金融に関する会議に参画。
(2008年~現在:野村総合研究所)
2009~2019年:民間有識者による「金融市場パネル」を主宰し、主要国の金融政策に関する議論を運営(その後2020年より現在まで東京大CARF主催で開催)。
2012年~:中国のシンクタンクと「日中金融円卓会合」を運営、両国の政策当局、調査機関、金融機関の専門家によるマクロ経済政策に関する議論を企画・運営。
2015~2017年:民間有識者による「国内金融の活性化に向けた研究会」を主宰、地方銀行の役割について2017年春に報告書を公表。
2013年:金融庁の特別研究員として「マクロ・プルーデンス」に関する米欧での議論について、米欧当局との面談結果を含む報告書を提出。
2015年:財務省のプロジェクトに参加、「フィナンシャルレビュー」に金融危機後の債務問題に関する論文を掲載。
2017年~2023年:会計検査院の特別調査員に委嘱され、会計検査院による日本銀行への財務検査および国会報告を支援。
2020年~:民間有識者によるデジタル通貨の展望や課題を検討する「通貨と銀行の将来像に関する研究会」を主宰し、報告書(合計5本)を順次公表。
2022年~2023年:東京国際金融機構の主任研究員として、サプライチェーンデジタル化の国際プロジェクトを主宰。
2023年~:財務省の「CBDCに関する有識者会議」委員に就任。
(主要国の金融政策やデジタル通貨などに関して、メディアへの出演、寄稿等を多数行っている)