フェレンツ・サンダーソン氏は、流動性および非流動性の戦略全般にわたるエマージングマネジャー分野において幅広い経験がある。イベント駆動型のロング/ショート株式・債券アービトラージ（裁定取引）マネジャー向けの資金調達業務で上級職を歴任。以前は、ニューヨークにあるダイワのオルタナティブ投資グループでリサーチ部門の責任者を務めた。ケース・ウェスタン・リザーブ大学ウェザーヘッド経営大学院で経営学修士（MBA）、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス（LSE）で経済学士の学位を取得。また、コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所でオルタナティブ投資プログラムのリサーチフェローを務めた。

カーク・シムズ氏は、テキサス州教職員退職年金基金（TRS）のエマージングマネジャー（EM）プログラムを率いている。EMプログラムは2005年の設立以来、テキサス州TRSから59億ドルの資金コミットメントを受けており、同種プログラムの中では全米最大規模の一つ。さらに46億ドルの運用がEMプログラムの卒業生に直接委託されている。これらの卒業生は、218人以上のEMマネジャーの中で一貫して優れたパフォーマンスを示した結果、選ばれた。
シムズ氏は2019年3月1日にテキサス州TRSに加わる前、イリノイ州TRSのシニア投資オフィサーを務めた。同TRSでは、EMプログラムの監督と管理を担当。このプログラムは7億5000万ドルの資本を持ち、全ての資産クラスにわたる新進の資産運用者を特定して投資している。
シムズ氏はそれ以前、プルデンシャル・リタイアメントで、マネジャーの退職金プラットフォームの責任者およびオープンアーキテクチャー投資プラットフォームを担当した。また、資産運用の経験もあり、大手および小規模の資産運用会社でさまざまな役職に就いた。
シムズ氏は公認証券アナリスト（CFA）の資格を持ち、コロンビア大学ビジネススクールで経営学修士（MBA）を取得。また、ワシントンにあるハワード大学で経営学士号を得た。

ダニエル・ジム氏は、Chartwell Family Partnersのシニアアドバイザーとして活動しており、戦略的資産配分および外部運用会社の選定を主な責務としています。
ダニエル氏は、20年以上にわたりシングルファミリーオフィスおよび機関投資家向けに資産配分を行っており、特にヘッジファンドやオルタナティブ投資戦略に注力しています。同氏は、グローバルなヘッジファンド選定の分野においてアジアの先駆者とされ、2000年代初頭以降、6,000人以上の運用マネージャーのデューデリジェンスを実施し、そのうち100名以上に資産を配分しています。
さらに、ダニエル氏は香港における次世代の投資人材の育成にも尽力しており、2002年からHKSI Instituteで、また2019年からは香港都会大学で講師を務めています。また、2022年より香港競争委員会の非政府顧問に就任し、金融サービス分野に関連する課題について助言を行っています。
学歴としては、香港中文大学で経営学学士号を取得後、イタリア・ミラノのSDAボッコーニ経営大学院で国際経済・経営学修士号を取得しています。広東語、北京語、英語の3言語を話します。

フィリップ・パケット氏は、NewAlpha Asset Managementのマネージングパートナーとして、新興運用会社分野において同社の方向性と成功を形作る上で重要な役割を果たしている。フィリップ氏は、2009年以降の主要な取り組みである新興運用会社事業の開発を主導しており、このイニシアチブを通じて、大規模な伝統的資産運用会社に見過ごされがちな高い潜在能力を持つ投資運用会社の発掘と支援に貢献している。
フィリップ氏のリーダーシップのもと、NewAlphaは多くのプログラムを成功に導いている。その中には、米国の公共年金基金が実施する新興運用会社プログラムが含まれ、同氏はこれらの機関と密接に連携し、革新的な才能を発掘し、長期的な成果を推進している。また、2012年からはフランスの国策新興運用会社プログラム「Emergence」の管理を行い、起業家精神を持つ資産運用会社に成長に必要なリソースと知名度を提供している。
フィリップ氏の豊富な経験と戦略的ビジョンは、NewAlphaを新興運用会社分野のリーダーとして位置付け、新たな才能と機関投資家を結びつける橋渡し役を果たしている。成長の促進に注力する姿勢と、グローバルな投資環境に関する深い知識により、NewAlphaは新興運用会社と機関投資家の双方から信頼されるパートナーとなっている。フィリップ氏は、革新と長期的成功を支援することで、資産運用業界の未来に影響を与え続けている。